■人生会議とは
人生会議とは、あまり馴染みのない言葉かもしれませんが、アドバイス・ケア・プランニングの愛称です。アドバイス・ケア・プランニングはACPと略されます。これまで、厚生労働省がACPを普及・啓発してきました。この概念は、自分にもしものことがあったときに、自分が望んだような最期を迎えるための医療やケアについて周囲と話し合い、そのことを共有しておくことを意味します。家族や信頼のおける友人だけでなく、医療・ケアチームも交えた話し合いを行うことで、より自分らしい最期を迎えることにつながります。なぜなら、伝えておいた自分の気持ちがケアの仕方に反映されたり、周囲の人たちに自分の気持ちを知ってもらえるきっかけになったりするからです。

●人生会議の進め方
人生会議は、残りの人生を豊かなものにすることや、自分らしく最期を迎えることを目的として行われます。自分の人生の最終段階に「何を大切にしたいのか」もしくは、「何をしてほしくないのか」といったことについて、きちんと自分の気持ちを伝え、周囲に対して共有していきます。
人生会議を行うにあたっては、誰と人生会議を開くのかということも大切なポイントです。もし自分が病状等によって意思を伝えられなくなったり、自分では意思決定ができなくなってしまった際に、自分の代わりになって意思決定をしてくれるのは誰かということを考えてみてください。そして、自分が望んだ最期を迎えるために最善を尽くしてくれ、自分の気持ちに最期まで寄り添ってくれる人を見つけましょう。

●終活を考える会はまごころを込めて終活をお手伝いします
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